今記事の主役も白血病の子。前に書いたもみじと一緒に保護された、ずんぐりむっくりな体型に理知的な瞳と詰むんだお口、名探偵猫を思わせる佇まい、その名もしじみ😼

お部屋の掃除をしていると、わらわらとみな集まってくる中、臆病なしじみだけが炬燵の中に隠れてなかなか出てきてくれない。
出てきたとしても、すぐさま一定の距離を保つべく後退り、触られまいとしてその身を翻す。

うーん、どうしたものか…と

でもやっぱり、もう少し距離を縮めたい!という気持ちにあがらえず、猫じゃらしもどきのおもちゃを用意してみたところ、

おぉ?

おぉ!!!

*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・*

猫じゃらしもどきを前に警戒心が弱まり気味なしじみ。興味ありありの感じで猫じゃらしもどきをじっと見つめるしじみ。ちょっくらいじってみっか、ってなかんじで猫じゃらしもどきにちょいっと手を出すしじみ。実はとなりのもみじよりもなつっこいんじゃね?って、猫じゃらしもどきにより淡い期待を抱かせてくれるしじみ。

もしかしたら、もしかすると、本音を隠してる?

もしも受け入れてもらえなかったら?嫌われたら?無視されたら?そうなった時にガッカリするより傷つくより、だったらはじめから近づかない方がいい。その方がラク。期待した分だけ苦しいし。ほんとは好きになりたいし信頼したい。ずっとずっと好きでいたい。そしてずっとずっと好きでいてほしい。なのに…
なんて、これがしじみのほんとの気持ち?だとすると、猫でも犬でも兎でも、動物が想ったり感じたりすることは、案外人間が想うこと感じることと似たり寄ったりなのかも。心があるもの同士、当然といえば当然か。

人間と一緒に暮らせたら、心は変わる。想うことも感じることも、その実和らぐ。しじみだけじゃなくて、しじみを受け入れてくれた飼い主さんも。

白血病か。

変えられないなら、変えられないままそのままを受け入れる勇気。変えられるなら、変えられるものをどんどん良い方向に変えていく勇気。どちらも持ち合わせたいものですね。   スタッフ 佐久間